NEW CD 【under the twilight Lamp】
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arai takehito * solo CD
[under the twilight Lamp]
1. 白い花 白い月
2. はるかな望み~under the twilight Lamp~
3. 聴かせて
¥1000

この数年にわたって
ポツリポツリとこぼれてきた歌の雫を
1つの作品にまとめました。
パッケージには曲名さえ記載していませんので
ここにそれぞれの歌の生い立ちと想い、
歌詞を記しておこうと思います。





「白い花 白い月」

絵本「100万回生きたねこ」を題材とした
ミュージカルのために書き下ろした曲。
100万回も生まれ変わってきたとらねこが、
一匹の白い猫に出会って初めて感じた気持ち。
ひとりで何でもできると思っていたけれど、
実はいつも誰かが支えてくれていた。

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君は何も言わないで 僕のことを見ていた
つぶらな瞳の奥に 何が映っていたの
花のように静かに ただそこに咲いてた
飾らない姿で ただそこに揺れてた

僕は君の姿に おびえていたのかな
飾らない姿が あまりに綺麗で

君は何も言わないで 僕の話を聴いてた
ひそやかな耳の奥に 何が響いていたの
月のように静かに ただそこにいてくれた
飾らない光で 僕を包んでくれた

君は僕の心を 見つけてくれたのかな
僕にも見えなかった 小さな寂しさを

君は僕の心を 見つけてくれたのかな
僕には見えなかった 小さな幸せを

君は僕の心を 信じてくれたのかな
僕一人じゃ届かない 大きな想いを

君がそっと揺れてる 花のようにかわいく
君がふっとほほえむ 月のようにやわらかに


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「はるかな望み~under the twilight Lamp~」

穏やかな瀬戸内海に面した小さなカフェ
[Lamp]をイメージして作曲したメロディに
2011年、東日本大震災に想いを寄せて歌詞を書きました。
お店のこと、曲のことについてはこちらに詳しく書いています
↓↓↓
2016.9 Lampラストイベントに寄せて
そして2016年9月、
悲しくもこのお店が閉店してしまう際に
どうしてもLampの空気を残しておきたくて、
ラストベントが終わった後の夕暮れ時、
いつもお店に置いてあったギターを借りて
店内でレコーディングしました。
このCDのジャケット写真は
Lampのカウンターからの眺めです。

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細長い窓の向こうに 広がる静かな海
君といた日々のかけらは 流れる雲のかなた
ああ いつか涙は 優しさに変わる?
聴かせてください 希望のうたごえ

いつの日か必ず会える 巡る時の間に
君とまたここで語ろう 黄昏に包まれて

過ぎていく 気づかぬうちに 約束も 見た夢も 
消えていく 寄り添うように 悲しみも 傷さえも

ああ 君の言葉は しあわせを運ぶ
伝えてください 光のささやき

ああ 今も遠くで 笑っていますか
教えてください はるかな望みを

いつの日か必ず会える 巡る時の間に
君とまたここで語ろう 黄昏に包まれて

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「聴かせて」

2016年11月に発症した突発性難聴。
当初は症状もかなりひどく気持ちもかなり落ち込みました。
演奏への影響や将来への不安、
けれどそれによって改めて感じることができた
支えてくれる人のあたたかさや自分自身への問いかけ、
そんな揺れ動く想いが素直に溢れ出てきました。
同じような症状で苦しんでいる方はもちろん、
誰しもいろいろな悩みを抱えている日々。
そんなひとりひとりへのささやかな励みになれることを
心から願っています。

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この世界から音が消えちまったら
僕の想いはどうやって伝えよう
君の声ももう聴けなくなるのかい?
君の気持ちどうすればわかるだろう

今日の出来事 明日の楽しみ
話したいこと たくさんあるのに

聴かせて君の声
伝えたい僕の気持ち

この世界から音が消えちまっても
伝わってくるぬくもりがある
深いまなざし つないだ手のひら
抱きしめあった体中から

その喜びと その嬉しさを
分かちあいたい 溶かしあいたい

聴かせて君のつぶやき
伝えたい僕の揺らめき

この世界から君が消えちまったら
僕の想いは誰に伝えよう
君の声も においも ぬくもりも
僕の体に残っているのに

その愛しさと その悲しさを
感じあいたい 確かめあいたい

聴かせて涙の音 伝えたい胸の響き
聴かせて愛の言葉 伝えたい夢の続き
聴かせて美しい音 聴かせて楽しい音

聴かせて君の声
伝えたい僕の気持ち


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by takehito_arai | 2017-03-07 17:01 | おしらせ
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